健康用語WEB事典

視床下部背内側核(dorsomedial nucleus hypothalamus : DMH)

視床下部の一部。脳弓の外側にあり摂食中枢空腹中枢)を含む。*1*2

視交叉上核から投射を受け体内時計にも関与し、摂食や体脂肪量に関する情報と時間情報とを統合し、様々な身体機能や行動の概日パターンを調節しているとされる。*3

作業記憶などの高次機能に関わる神経核であり、前頭前野との間に密な相互的神経連絡を有する。この他に、扁桃体前脳基底部脳幹小脳などからも入力を受けている。*4

*1KAKEN — 研究課題をさがす | 視床下部背内側核の体温調節における機能的接続の解明 (KAKENHI-PROJECT-15390072): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-15390072/
*2慶應義塾大学医学部解剖学教室内 船戸和弥 Hypothalamus(視床下部)Hypothalamusの内景: http://www.anatomy.med.keio.ac.jp/funatoka/anatomy/Textbook/anatomy16b-3-2-2.html
*3脳内にあった「腹時計」: https://www.jst.go.jp/pr/info/info318/index.html
*4視床の機能とその臨床応用 神戸リハビリテーション専門学校 理学療法学科 嘉戸直樹: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jkpt/6/0/6_0_47/_pdf

ご意見・ご要望をお聞かせください。


視床下部背内側核に関する情報を検索
[学術機関を検索] [政府機関を検索]



この用語を編集/画像添付
このページの最終更新日時: 2019-05-27 (月) 13:17:46