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ケラチノサイトが基底膜で分裂し、ケラチンを産生して分化しながら角質層へ移行すること。*1
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セマフォリンのひとつ。難治性痒みの原因となる。Sema3Aの産生には表皮に存在するカルシウムイオン濃度が関与する。表皮角化細胞において、角化の初期段階である有棘層下層と基底層で主に発現し、MAPKおよびAP-1がこの発現を調節している。セマフォリン3Aは筋組織幹細胞(衛星細胞)によって合成・分泌され、抗疲労性筋線維の形成が誘導される。タグ:
Ⅳ型コラーゲン、ラミニン、ナイドジェン(エンタクチン)などのタンパク質とパーレカン(プロテオグリカン)によって構成される、厚さ10〜80nmのシート状の膜。細胞の遊走・増殖に必要な足場となる。皮膚の表皮と真皮が接している部分などの上皮や血管内皮細胞の周囲、結合組織、筋細胞、脂肪細胞、シュワン細胞の周囲にも存在する。上皮細胞(皮膚では体の表面を覆う表皮)とその深部の間質細胞(皮膚など体のあらゆる構造の支持をする細胞)の間に存在する膜。膜上部に接して並ぶ基底細胞(皮膚の場合は表皮…
ロリクリンの遺伝子異常による角化異常症。患者の顆粒層や角層の細胞核は断片化DNAとプロフィラグリンアミノ末端ドメインを有しており、本症では細胞死が頓挫した状態にあることが示唆されている。タグ:
2つのシステインの酸化によって結合したアミノ酸。2つのシステインはジスルフィド結合によって繋がる。毛髪や皮膚、爪などの約10%を占める。ケラチンの物理化学的な強度は、その内部でシステインからシスチンができることで向上する。毛包中の角化過程で、システインからシスチンへの酸化反応が進み、角化が終了し頭皮から毛幹が突き出す段階では、システイン残基(-SH)の個数は、シスチン結合(-S-S-)の10分の1にまで減少している。アミノ酸であるシスチンは、二分子のシステインが酸化により結合…
爪や毛髪の主成分となるタンパク質。角化細胞に豊富に発現する中間径線維のひとつ。54種類が存在し、部位ごとに異なる種類が存在する。耐久性や化学的安定性が高く、脊椎動物には必ず含まれている。他のタンパク質に比べてシスチンの含有量が多い(14〜18%)。アミノ酸組成は人種や性別などによって異なる。-αケラチン-βケラチン分子内外に架橋を持つことにより不溶性となる。毛髪や羊毛繊維は、クチクラ細胞、コルテックス細胞および細胞膜複合体とそれらサブ構造からなる複雑な階層構造をもっている。こ…
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