健康用語WEB事典

角膜実質層(corneal stroma)

角膜を構成する層のひとつ。角膜の中心にある層で、角膜の大部分(90%)を占める。

コラーゲンを主成分とした再生しない細胞から構成される。規則正しく並んだコラーゲンの間にムコ多糖が満たされた構造を持つ。視力の矯正手術はこの角膜実質膜をレーザーなどで削る。*1*2

コラーゲン以外にはプロテオグリカン糖タンパク質などの細胞外基質と角膜実質層に固有の線維芽細胞が存在する。この層のコラーゲン線維の配列が不規則になると角膜の透明性が損なわれる。*3

*1ウィズダムブック社 矢作徹 2009年版 近視レーザー手術ガイドブック(2008/12/25)
*2朝日ソノラマ 山澤堉宏 人間ドックの検査値がわかる本(1997/9/25)
*3(山口大学医学部 角膜上皮細胞と実質細胞の相互作用について: https://square.umin.ac.jp/jsmbm/dvd/pdf/B040_082.pdf

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このページの最終更新日時: 2019-04-07 (日) 18:54:39