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糖代謝を参照。
関連する用語
膵臓のランゲルハンス島に存在するβ細胞から分泌されるペプチドホルモン。ショウジョウバエから哺乳類まで進化的に保存されている。インシュリンとも。血糖値を下げる唯一のホルモン。糖尿病は、インスリンを分泌するβ細胞の不全または体にインスリン自体が効きにくくなるインスリン抵抗性によって起こる。肝臓や筋肉(主に骨格筋)に作用し、血液中のグルコースを取り込んでグリコーゲンを合成する。取り込んだグルコースを直接エネルギー代謝に利用する(糖代謝)ほか、脂肪細胞に働いて取り込んだグルコースを材…
サイクリンのひとつ。感染や炎症に対してマクロファージで発現が誘導される。サイクリンJがマクロファージの好気的解糖やミトコンドリア機能を強調的に制御し、マクロファージからの炎症性サイトカインを減少させることが報告されている。サイクリン依存性リン酸化酵素(CDK)と相互作用し、解糖系の活性化に関わる転写因子FoxK1をリン酸化して抑制する。Drp1をリン酸化してミトコンドリアを断片化させ、活性酸素種の産生減弱させていることが確認された。タグ:
細胞の内、細胞質から細胞小器官を除いた液状成分のこと。サイトゾル(サイトゾール)とも呼ばれる。種々のイオンや酵素などのタンパク質を含む。細胞質基質のpHは7.0〜7.4程度の中性。解糖が行われる場。細胞小器官が浮かんでいる液体の部分を細胞質基質あるいはサイトゾール(cytosol)と呼んでいる。サイトゾールにはカリウムイオンなどのイオン類のほか、多くのタンパク質やその原料であるアミノ酸、ブドウ糖などが溶け込んでいる。細胞質基質と細胞小器官を合わせて原形質と呼ぶ。オートファジー…
副腎髄質から分泌されるホルモン(副腎髄質ホルモン)。カテコールアミンのひとつ。エピネフリンとも。分子式は C9H13NO3 アドレナリンの名称は副腎の英名に由来する。アドレナリンは脳内でノルアドレナリンが変化することでも生成されるが、多くは副腎から分泌される。副腎髄質に存在するクロム親和性細胞(交感神経の節後神経細胞に相当)の興奮によって分泌される。生合成経路は以下のように、チロシンを出発物質とし、ドーパミン、ノルアドレナリンを経て生成される。出典: 行動・学習・疾患の神経基…
糖(グルコース)が代謝される一連の過程。主に解糖系からクエン酸回路、電子伝達系の一連の化学反応を指す。グルコースを分解してATPを作り出す経路には、解糖系、クエン酸回路それに電子伝達系の三つの経路があります。解糖系と呼ばれる経路はほとんど全ての生物がもっており、もっとも原始的な代謝系とされています。一部の糖はペントースリン酸経路でリボース-5-リン酸やNADPHの原料となる。これによって1分子のグルコースから、最終的に32分子のATPが生成される。途中で生成されるNADHとF…
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