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貪食(phagocytosis)

好中球マクロファージなどの食細胞病原体細胞の死骸などの固形物を取り込む作用。エンドサイトーシスのうち「食べる」に因んだプロセス。食作用ファゴサイトーシス免疫食菌などとも。*1

抗原抗体複合体印として貪食を行う。補体が結合するとさらに効率良く貪食される。*2

バクテリアなど比較的大きな細胞外粒子を免疫細胞が取り込む場合、粒子を抗体などで他者として標識し、これに結合した細胞膜が伸張することで粒子全体を細胞が包み込む。*3

取り込みにはアクチンが関係し、取込まれると食胞ができる。

タグ: 免疫 細胞 食細胞 抗体

*1食作用 | 生物分子科学科 | 東邦大学: http://www.toho-u.ac.jp/sci/biomol/glossary/bio/phagocytosis.html
*2西東社 カラー図解 免疫学の基本がわかる事典 鈴木隆二(2015/6/3): https://amzn.to/2SW7bgi
*3プレスリリース - 数理で読み解く細胞の飲み食い 〜細胞の口(くち)のつくりかた〜: https://www.nibb.ac.jp/press/2021/10/02.html

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このページの最終更新日時: 2021-10-06 (水) 16:18:09