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VLDLのこと。
関連する用語
血清脂質のひとつ。体内で合成される固体の脂質で、ホルモンの生成や細胞膜の構成に必要。コレステロールは体内で、1日に体重1kg当たり約12mgが生成される。コレステロールの前駆体はアセチルCoAから合成されるメバロン酸。体内でのコレステロール合成量は食事として摂取されるコレステロールの量によって調整され、摂取したコレステロールの量がそのまま血液中のコレステロールに反映されるわけではない。コレステロールを多く摂取したときには肝臓で作られるコレステロール量が減少し、逆にコレステロー…
トコフェロール(ビタミンE)のひとつ。ビタミンEの中でも強い抗酸化作用を持ち、体内で不飽和脂肪酸の酸化を防ぎ、フリーラジカルを除去する。摂取されたα-トコフェロールはα-TTPと結合して超低比重リポタンパク質(VLDL)に取り込まれ、末梢組織へ運ばれる。合成で製造されたα-トコフェロール(ラセミ体)よりも、食品由来のもの(D体)の方が効力が高いとされる。天然(食物由来)のビタミンEは「d-α-トコフェロール」と食品やサプリメントの製品ラベルに記載されます。合成の(人工の)ビタ…
リポタンパク質のひとつ。超低比重リポタンパク質や超低密度リポタンパク質とも。肝臓で合成された脂質を末梢組織へ運ぶ役割を持つ。肝臓で生成され分泌された後、IDLを経て最終的にLDLとなる。
α-トコフェロール(ビタミンE)と特異的に結合し、それを輸送する可溶性タンパク質。278個のアミノ酸からなる。脂質結合ドメインとしてSec14を持つ。この異常が先天性ビタミンE欠乏症の原因となる。肝臓(肝細胞)に主に発現し、肝細胞内の細胞小器官間での輸送を行う。マウスの妊娠期において子宮にも一過的に発現する。α-TTPと結合したα-トコフェロールは最終的に超低比重リポタンパク質(VLDL)に取り込まれ、全身に運ばれる。具体的には、肝細胞によりエンドサイトーシスされたビタミンE…
血清脂質がアポタンパク質と結合してできるタンパク質の球。血液に溶けない脂質(コレステロール)を運ぶ役割をする。構造としては、中心部に脂質であるコレステロールやトリアシルグリセロールを含み、周辺部をアポリポタンパク質やリン脂質が覆っている。リポタンパク質の名称主な成分働きキロミクロントリグリセリド85%腸で吸収した脂質を肝臓へ運ぶVLDL(超低比重リポタンパク質)トリグリセリド55%肝臓から末梢組織に脂肪酸を運ぶIDL(中間比重リポタンパク質)トリグリセリド24%、コレステロー…
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