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極長鎖脂肪酸の一種。脂肪酸の主鎖を構成する炭素の数が26個以上のもの。*1
関連する用語
脂質を構成する要素のひとつ。脂肪族カルボン酸とも。化学的には長鎖炭化水素の一価カルボン酸の総称であり、炭化水素とカルボキシ基(-COOH)を持つ有機化合物(カルボン酸)である。以下のように炭素が長く連なった構造(主鎖)を持つ。以下はリノール酸の化学構造。空腹時に脂肪が分解されて血液中に移行した脂肪酸は、肝臓のミトコンドリアにおいてβ酸化を受けてアセチルCoAとなる。脂肪酸は、その化学構造に含む二重結合の数によって以下のように分類される。これらの脂肪酸の摂取バランスが崩れると、…
真核細胞の細胞小器官のひとつ。直径0.2~1.5μmでほぼ球形。肝細胞ではひとつの細胞に数百個存在する。マイクロボディやミクロボディとも呼ばれる。超長鎖脂肪酸のβ酸化やコレステロールの酸化、胆汁酸やドコサヘキサエン酸、プラスマローゲンの合成などを行う。炭素数が24個以上の脂肪酸は主にペルオキシソームで酸化消去される。ペルオキシソームの脂肪酸代謝が滞ると神経組織が正常に維持できないことが知られている。ペルオキシソーム内のタンパク質はペルオキシソーム局在化シグナルを持つ。カタラー…
長鎖脂肪酸のひとつ。主鎖の炭素数が21個以上のもの。極長鎖脂肪酸の定義は必ずしも統一されていないが,ここでは最も一般的な定義である C(炭素数)21 以上とする。また,極長鎖脂肪酸のうち,C26 以上を超長鎖脂肪酸と呼ぶ。
リノール酸でアシル化されたセラミド。病原体やアレルゲンなどの侵入を阻止してアトピー性皮膚炎や魚鱗癬などを防ぐ皮膚バリアを構成する、皮膚にしか存在しない脂質。長鎖塩基、ω水酸化超長鎖脂肪酸、リノール酸から構成される。PNPLA1によって合成が触媒される。CYP4F22が超長鎖脂肪酸のオメガ末端のヒドロキシ化を触媒する。炭素数 ≧ 30のセラミドはオメガ末端がリノール酸でアシル化されたアシルセラミドとして表皮特異的に存在する。セラミド,その中でも特にアシルセラミドは皮膚バリア形成…
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