健康用語WEB事典

軸性近視(axial myopia)

近視のひとつ。近視の多くを占める。*1

近くを長時間見ることが多いと、水晶体が厚くならなくても近くにピントが合うように眼球自体が細長くなる。そのため、近くにピントは合わせやすいものの、遠くには合わない状態となる。この状態は軸性近視と呼ばれる。*2

眼球が伸びると眼筋の固定部に負荷がかかりやすくなり、網膜剥離の発生率が上がる。

眼球の長さ(眼軸長)が延長することで近視は発症進行していきますが、高度な近視に達すると、眼球の異常変形をみるようになり、結果として重篤な網膜視神経の障害をきたすこともあります。*3

タグ: 近視 視力

*1近視進行を抑制する血管内皮増殖因子の新たな機能を発見-近視の進行を遅らせるために血管を保護することが有効-:[慶應義塾]: https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2022/9/12/28-131880/
*2ウィズダムブック社 矢作徹 2009年版 近視レーザー手術ガイドブック(2008/12/25)
*3「皮膚から採取可能な線維芽細胞の眼球壁への移植により、近視進行を抑える」ラット近視モデルに対するヒト線維芽細胞移植による近視進行抑制効果: http://www.tmd.ac.jp/archive-tmdu/kouhou/20170413.pdf

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このページの最終更新日時: 2022-09-14 (水) 12:36:21