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通常の転写とは逆に、RNAから二本鎖DNAを合成すること。
関連する用語
ゲノムDNA上の位置を移動することができる塩基配列のこと。ヒトのゲノム全体の45%を占めるとされる。動く遺伝子や転移因子とも呼ばれる。この移動には転移酵素と呼ばれる酵素が必要。トランスポゾンは自身の塩基配列中に転移酵素(トランスポゼース)の遺伝子配列を持つ。遺伝子再構成を引き起こす。トランスポゼースの働きによってゲノムから切り離されたトランスポゾンは環状のDNAとなって移動し、ゲノムの他の部位に挿入される。アサガオの変わり咲き(突然変異)の多くはトランスポゾンによる遺伝子再構…
NRTIとは異なる化学構造を持つ抗HIV薬。逆転写酵素のポリメラーゼ部位近傍に位置するPalmドメイン内の疎水性アロステリック部位で分子間相互作用を形成し、RNAからDNAへの逆転写を阻害する。非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤や非核酸系逆転写酵素阻害剤とも。-ネビラピン-エファビレンツ-デラビルジン
核酸のひとつ。デオキシリボ核酸とも呼ばれる。デオキシリボースを含む、細胞核の中の酸性を示す物質であることから名付けられた。リン酸とデオキシリボース、核酸塩基の3つが結合してできたデオキシリボヌクレオチドが連なった重合体。全長2m、幅2nmとされる。DNAの一部(塩基配列)は遺伝情報を持つ遺伝子の本体である。遺伝子の部分はDNA全体の1.5%程度で、残りの部分は遺伝子ではない。真核細胞の核のDNAでは、1つのタンパク質をつくるDNA領域の中に、タンパク質をコードする部分(エキソ…
エイズの治療に用いられる逆転写酵素阻害剤。アジドチミジン(AZT)とも。商品名はレトロビル。DNAの構成要素であるヌクレオシドを模した人工的な化合物で、HIVが誤って取り込むことでその逆転写を阻害する。
遺伝子発現によるタンパク質の合成過程において、DNAからRNA(mRNA)を合成する段階のこと。二本鎖のDNAのうち一本を鋳型とする。転写を触媒する酵素はRNAポリメラーゼ、転写を促進するタンパク質は転写因子と呼ぶ。真核生物では基本転写因子と呼ばれるタンパク質が転写にが必要。転写によってできたmRNAからアミノ酸配列を作成する過程は翻訳と呼ばれる。原核生物では転写と翻訳(タンパク質合成)は同時に進行する。真核生物では、DNA結合活性をもつアクチベーターあるいはリプレッサータン…
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