健康用語WEB事典

遺伝性球状赤血球症(hereditary spherocytosis)

生まれつきの赤血球の異常。通常、中央が窪んだ形の赤血球が球状になる。先天性球状赤血球症とも。

これは赤血球細胞膜を作るタンパク質の透過性が亢進して、ナトリウムイオン赤血球内に入り込むためである。*1

赤血球が球状になると変形性が失われ、脾臓などの毛細血管である類洞を通ることができずに溶血が起こる。

*1技術評論社 奈良信雄 知りたいサイエンス とっても気になる血液の科学(2010/1/5)

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このページの最終更新日時: 2019-11-08 (金) 08:38:55