最近更新された用語
1つの染色体に異なる形質を発現する遺伝子が複数まとまっていること。単に連鎖とも呼ばれる。*1
関連する用語
主に遺伝子発現のことを指す。
遺伝情報を表すDNAの塩基配列の一部のこと。生物の性質は遺伝子により親から子へ引き継がれる。当初は、親から子に伝わる粒子様の因子に対して付けられた名前であったが、後にそれが現在は染色体と呼ばれるものであり、その染色体の本体が2本のDNAの核酸塩基が繋がってできる二重螺旋構造であることが明らかとなった。したがって、物質として遺伝子という場合は「染色体」を、遺伝情報を伝えるものとしていう場合は「DNAによる塩基配列」を指す。遺伝子は、タンパク質のアミノ酸配列を規定する領域と、その…
クロマチン繊維が細胞の分裂期に細胞核の中で形作る構造体。二本の姉妹染色分体が動原体で結合した構造を持つ。DNA(デオキシリボ核酸)とヒストンからなり、細胞周期の進行に伴い構造が変化する。分裂が終わると染色体はDNAまでときほぐれて細胞核内に広がりDNAの複製を行う。それが終わると再度タンパク質と結合して凝縮し、染色体を形成する。通常、染色体と言うと主に下図の構造のもの(中期染色体)を指す。出典: 「Philadelphia染色体によって発症する造血器腫瘍」第5回 血液学を学ぼ…
遺伝子の発現によって個体に現れる特徴や性質のこと。遺伝形質とも呼ばれる。目に見える外見上の形質のことを表現型と呼ぶ。体の特徴(形や色,生化学的な性質など何でも)のことを言います。わかりやすい例をあげれば,瞳や髪や肌の色,血液型などです。また,お酒に極端に弱い人はアルデヒド脱水素酵素のアミノ酸配列が他の人と違うという話は,聞いたことがあるかと思いますがそのような,酵素の働きの強い弱いも「形質」と言えます。遺伝する形質は,遺伝子による影響を受けます。
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。