健康用語WEB事典

関連する用語

カルボン酸のひとつ。最も単純な脂肪酸。常温では弱酸性の液体。食酢の主成分。示性式は CH3COOH。微生物のタンパク質を変性させる殺菌作用を持ち、食品の保存性を高める。純度が96%以上の酢酸は冬季には結晶化するため氷酢酸と呼ばれる。純粋な酢酸の融点は17℃。生体内では空腹時に他の脂肪酸からβ酸化やアセトアルデヒドの代謝によって生成される。ケトン体と同様に飢餓時のエネルギー源となる。酢酸を体外から摂取すると血液中に移行し組織に速やかに取り込まれた後、代謝過程でAMPを生成して細…

血清亜鉛濃度が低下し、生体内の亜鉛が不足した状態。治療薬は酢酸亜鉛（ノベルジン）、ポラプレジンクなど。

ウィルソン病の一種。錐体外路障害を合併する肝硬変として報告された。

ウィルソン病（肝レンズ核変性症）に対する酢酸亜鉛水和物の商品名（ノーベルファーマ株式会社）。

ATP7Bの遺伝子変異が原因となる肝臓の疾患。銅の代謝異常によって銅が過剰に蓄積し、肝臓や脳、腎臓、角膜などに沈着する。肝障害や神経症状などによって若年期に発見されることが多い。治療薬としてキレート剤（D-ペニシラミン、塩酸トリエンチン）、ノベルジン（酢酸亜鉛）が用いられる。

参考文献一覧

ご意見・ご要望をお聞かせください。