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H鎖を参照。
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ラクダ科動物の重鎖抗体の可変領域。一般的な抗体と比較して10分の1の大きさで、高い安定性や微生物による低コスト生産が可能。特定のVHH抗体は経鼻投与により新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の肺におけるウイルス増殖を抑制することが報告されている。タグ:
2つのDNA分子が相同性を有する際、その部分で分子の組み換えが起こり、新しい分子が生じる現象普遍的組換えとも呼ばれる。生殖細胞の減数分裂や体細胞の細胞分裂で起こる。2本の染色体がX字に交差するようにしてつなぎ変わることで、相同染色体同士で遺伝子(そのDNAの配列)の交換を行う。この染色体同士によるX字型の物理的結合のことをキアズマと呼ぶ。減数分裂における相同組換えは、塩基配列が似ている(少し異なる)DNAを持つ遺伝子間で起こる。相同組換えはDNAの損傷修復の際にも起こるが、こ…
ボツリヌス菌が産生する毒性を持つタンパク質。乳児ボツリヌス症の原因となる。ボツリヌストキシンとも。重鎖と軽鎖とに分かれ、重鎖側が神経終末の受容体への結合作用と軽鎖を神経細胞内に送り込む作用を持ち、軽鎖が毒性を示す本体。中毒とならない少量を用いることで、筋肉を緊張させている神経の働きを抑えることが可能であり、ボツリヌス療法に使用される。
IgGの2つのFab領域と1つのFc領域を相互に接続するペプチド鎖。重鎖のCH1ドメインとCH2ドメインの間に存在する可動性の高いペプチド領域。生体内において、このヒンジ領域を動かすことで抗原と結合するが、このことをヒンジベンディングと呼ぶ。IgGのFc領域の一部を構成する。
免疫グロブリン重鎖のFc部分に相当するMタンパク質が血清や尿中に出現する疾患。H鎖病とも。産生される免疫グロブリンの種類によって以下の3つに分類される。-γ重鎖病-α重鎖病-μ重鎖病
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