健康用語WEB事典

錐体神経細胞(pyramidal neuron)

大脳皮質の約80%を占める興奮性ニューロン。ピラミッドのような錐体細胞体を持つ。錐体細胞とも。

大脳皮質神経細胞の他の部位の神経細胞と互いに結合し、主に内の情報のやりとりを担う。情報の量や質は介在ニューロンによって細やかに制御される。*1

細胞体から表面に向かう尖端樹状突起細胞体周辺を放射状に伸びる樹状突起の2種類の樹状突起を持つ。*2

大脳皮質を構成する細胞錐体細胞(pyramidal neuron)と非錐体細胞(non-pyramidal neuron)の二種類に大別される。大脳皮質神経細胞の約80%は錐体細胞である。一方、非錐体細胞は抑制性の介在ニューロンで、神経化学的、形態的、電気生理学的に多様である事が知られている。*3

タグ: 大脳皮質 神経 細胞

*1視覚経験で抑制性神経回路が「ダイナミック」に変化する現象を初めてキャッチ -弱視治療で知られる臨界期における眼優位性可塑性を、抑制性細胞の別の可塑性が制御-: https://www.jst.go.jp/pr/announce/20091112/index.html
*2研究成果|おもろい研究!君ならできる、ここでできる: http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/jpn/events/achievement/post-17/
*3COEセミナーレポート: http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/coe/events/seminars/report_050917.htm

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このページの最終更新日時: 2020-10-28 (水) 14:20:48