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未分化の間葉系幹細胞が直接骨芽細胞に分化して、それから骨が形成される骨形成(骨化)。主に頭蓋骨などの扁平骨に起こる。膜性骨化とも。骨を太くする骨化であり、軟骨形成を伴わない。頭蓋骨および鎖骨の形成と長管骨の横軸方向への成長に重要であり、このプロセスは骨の外周を包む骨膜に存在する骨膜幹細胞により仲介される。タグ:
軟骨を経て骨に置き変わる骨形成(骨化)。頭蓋骨以外のほとんどの骨で起こる。内軟骨性骨化とも。骨を長く伸ばす骨化であり、四肢を構成する長管骨の縦軸方向への成長は骨内部の成長板軟骨に存在する成長板幹細胞が増殖・分化を繰り返すことにより駆動され、生物個体のサイズを決定付ける。間葉系幹細胞が一旦軟骨細胞に分化して軟骨原器を形成する。軟骨細胞は成熟し、肥大軟骨細胞に分化するとVEGF等の成長因子を分泌し、軟骨組織は徐々に骨組織へと置換される。タグ:
長管骨の骨幹や骨幹端に好発する骨形成性で大きさが2cm以下の良性腫瘍。夜間の強い痛みが特徴。痛みは身体の動きに影響を受けず、消炎鎮痛剤が有効。10代に発生しやすい。関節付近に発生すると関節炎症状を来たす。踵骨で発生すると足関節全体に腫脹が及ぶことが多いとされる。
骨を切断し、その一方の骨を徐々に牽引し、その間を修復(仮骨を形成)させることで骨を伸ばす治療法。仮骨延長術とも。顎や指、趾などの伸展などに応用される。四肢の病的な短縮や骨折後の変形治癒に対する治療法の一つとして, 近年, 長管骨を横断して遠位, 近位それぞれの長管骨に強固な金属のネジを打ち込み, 力を加えて徐々に長軸方向に延長していくと, 横断した間隙に生じた仮骨が長軸方向に少しずつ延長し, やがて骨組織に変換することが知られている。
上腕骨や大腿骨などの長い骨。長管骨や管状骨とも呼ばれる。長い管状の骨幹の両端に膨らんだ骨端がある。成人の骨幹と骨端の間の骨端線は骨端軟骨の名残。子どもの骨には、骨端軟骨というやわらかい部分があります。骨端軟骨はだんだんとかたい骨におきかわりますが、一方で軟骨を増やしつづけます。男子は18歳ごろ、女子は16歳ごろまでに、骨端軟骨がすべてかたい骨におきかわります。
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