最近更新された用語
神経管が閉鎖しない二分脊椎。顕在性二分脊椎とも。*1
関連する用語
神経管閉鎖障害のひとつ。二分脊椎症や脊椎披裂とも。中枢神経の元となる神経管の尾側に開いた部分(後神経孔)が正常に閉鎖しないことで起こる。発症率は出生10000人あたり4.8人。神経管の形成はジッパーをとじるがごとくに背中の中央から上下に伸びて、最後に頭側端と尾側端がとじるのです。ここでの“とじわすれ”が、二分頭蓋と二分脊椎になるのです。 二分脊椎は、神経の状態によって以下の2つに分けられる。-開放性二分脊椎(神経が外に露出、顕在性二分脊椎とも)-閉鎖性二分脊椎(神経の露出はな…
神経管閉鎖障害(二分脊椎)の一種。主な開放性二分脊椎。脊髄が皮膚に覆われずに露出する奇形。腰付近に発生しやすいため、ほとんどの場合膀胱直腸障害が併発する。ヒトの胎児では,その背側にある外胚葉から神経管が形成され,これが脳・脊髄へと発達していきます.神経管が完全な管状構造になるのは受精後28日ごろとされていますが,何らかの原因により神経管の閉鎖不全が起こり、脊髄髄膜瘤が発生します.
脳や延髄など中枢神経の元となる組織。外胚葉由来。ヒトであれば、妊娠6週頃(受精4週頃)に神経板から神経管が完成し、胎児の成長とともに頭の方は脳に、尻の方は脊髄となる。この神経管の形成が正常に行われなかった病気のことを神経管閉鎖障害と呼ぶ。神経管の形成においては、神経管にならない周囲の組織(非神経外胚葉)の細胞運動も必須であることが知られている。
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。