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水素の原子核であるプロトン(陽子)を加速した放射線の一種。陽子線治療に用いられる。*1
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放射性物質(放射性物質)の原子核から、崩壊によって放出される物質。ある物質が放射線を出す性質のことを放射能と呼ぶ。自然環境から放出される放射線を自然放射線、それ以外を人工放射線と呼ぶ。短期間に100mSv以上の放射線に被爆すると、線量の上昇とともにがんのリスクが高まることが知られている。生物が放射線照射をゆっくり時間をかけて受けた場合、照射されている間にも修復が行われるためDNAの損傷は少ないが、一度に急に照射された場合は修復が起こらず損傷が大きくなる。また、放射線による少量…
陽子または水素イオン(水素原子の陽イオン、H+)のこと。
水素原子(H)または水素ガス(H2)のこと。語源は、反応によって「水を生むこと」から。原子番号1。基本的に単体では存在しない。その原子核に含まれる中性子の数によって以下のように分類される。-軽水素 (中性子を持たない)-重水素(中性子が1つ)-三重水素(中性子が2つ)自然界の水素は99%が軽水素として存在するため、単に水素原子と言った場合は軽水素を指す。軽水素は、原子核が陽子(プロトン)1つのみで構成されている。極めて酸化されやすい気体。以下の反応によって、時に爆発を起こして…
陽子(水素の原子核、プロトン)を腫瘍などの患部に照射することで、それを破壊する治療法。陽子に与えるエネルギーを調節することで、患部以外に与える影響を最小限に抑えることができる。加速器内の陽子は、電磁石の力を用いて光速の60~80%程度まで加速されます。加速器で加速された陽子は輸送系を経て患者さんの回りを360度回転可能なガントリーに運ばれ、病変の位置に応じて最適な方向から陽子線が照射されます。
粒子線治療のひとつ。炭素の原子核を患部に照射する。X線や陽子線が効きにくいがんにも効果があり、早期の肺がんでは1回の照射で手術と同程度の効果が得られる。
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