最近更新された用語
電子伝達系において電子のやりとりを行う物質。*1
関連する用語
鉄とヘモグロビンの結合やチロシナーゼの生成に必要なミネラル。体内に含まれる銅は70〜150mg。主に小腸や十二指腸から吸収され、セルロプラスミンによって各臓器に運ばれる。体内の銅の約半数が骨や筋肉に、約1割が肝臓に存在する。その他には脳や心臓、肺などに存在する。不足すると赤血球が小さくなり貧血を起こしたり、髪の毛の脱色や縮れを起こす。アドレナリンなどのカテコールアミンを代謝する酵素の構成要素として重要。遺伝的に欠乏を起こすメンケス病、過剰障害を起こすウィルソン病が知られている…
ヘムの中に存在する鉄のこと。二価鉄とも。鉄とポルフィリンからなる錯体であり、鉄ポルフィリン錯体とも呼ばれる。動物性食品に含まれ、非ヘム鉄より吸収されやすい。
細菌の細胞膜やミトコンドリア内膜に存在し、電子伝達体として働くキノン。補酵素Qや補酵素Q10、コエンザイムQ(CoQ)などとも呼ばれる。哺乳類では10個のイソプレン単位を持つ化学構造を取るため、コエンザイムQ10(CoQ10)と呼ばれる。肝臓で還元型であるユビキノールに代謝され、各臓器へ輸送される。CoQ10は、1957年に発見され、1978年にはミトコンドリアでのCoQ10の役割に関する研究にノーベル化学賞が授与されています。1990年代以降、CoQ10はサプリメントとして…
あるタンパク質の作用を補助する物質。補因子やコファクターとも。酵素においては、アポ酵素がホロ酵素となり酵素として働くために必要な物質。補助因子として働く物質には金属イオン(ミネラル)や補酵素などがある。-必須イオン(ミネラル)-補酵素--補助基質--補欠分子族ビタミンが欠乏すると、部品不足のためアポ酵素はできてもホロ酵素はつくられなくなります。そのために生理機能に狂いが生じ、ビタミン欠乏症になったり、さまざまな病気になったりします。
呼吸鎖の一部。解糖系とクエン酸回路から送られてきた水素と酸素を用いてATPと水を合成する反応系。電子伝達系は複合体Ⅰから複合体Ⅳによって行われる、ミトコンドリア内膜のタンパク質や補酵素間で電子のやり取りが起こる過程。-複合体Ⅰ(NADH-CoQレダクターゼ)-複合体Ⅱ(コハク酸-CoQレダクターゼ)-複合体Ⅲ(CoQ-シトクロムCオキシドレダクターゼ)-複合体Ⅳ(シトクロムオキシダーゼ)ミトコンドリアのクリステで行われる反応。反応の概要は以下の通り。ユビキノン(コエンザイムQ…
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。