健康用語WEB事典

青汁(aojiru)

ケールを主な原料とする飲料。アシタバ大麦若葉、モロヘイヤクロレラなども使用される。*1

その成分である中性糖脂質ケンフェロールが、Th2サイトカインの産生を抑制することで、アトピー性皮膚炎の患者においてIgE値や好酸球数を低下させ、アレルギーを抑制することが報告されている。*2

また、肝臓アルコールデヒドロゲナーゼアセトアルデヒドデヒドロゲナーゼの活性を亢進し、アルコール代謝を促進することが知られている。

大麦若葉やケールを原料とする青汁製品の摂取により肝臓に障害を生じた事例が複数報告されており、過剰な摂取には注意が必要。また、ビタミンKが豊富な素材が多いため、ワルファリンを使用している場合には摂取を控えることが望ましいとされる。

*1「健康食品」の安全性・有効性情報 青汁の健康効果って?: https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail3875.html
*2健康食品の生理機能解明研究の進め方 ケールの機能性研究 (株)ファンケル中央研究所 辻智子: http://www.sugitani.u-toyama.ac.jp/sangaku/forum/forum/souyaku16/tsuji.pdf

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このページの最終更新日時: 2020-02-27 (木) 08:57:30