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シアン化水素の水溶液。
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中南米を原産地とするトウダイグサ目トウダイグサ科イモノキ属の熱帯低木。アフリカやアジアの熱帯、亜熱帯地方で広く栽培されている。その根が芋として食用やタピオカの原料となる。青酸配糖体を多く含むため、不適切な処理による中毒を起こす事例が報告されている。
分子内にシアノ基とヒドロキシ基を持つ化合物の総称。植物中の青酸配糖体が細胞が破壊をきっかけにβ-グルコシダーゼと接触することにより生成される。シアノヒドリンがさらに分解されると最終的に青酸が遊離する。
シアン化水素(青酸)の配糖体。桃仁(トウニン)やバクチノキ、ウメに含まれる苦味成分。プルラウラシンとも。プルナシンは加水分解によってベンズアルデヒドや青酸となって毒性を示すため注意が必要。
生薬として用いられる成熟したモモの種子。漢字では桃仁。排膿や緩下などの作用を有し、大黄牡丹皮湯や桃核承気湯などの漢方に含まれる。青酸配糖体のアミグダリンとプルナシンを含む。
キョウニン(杏仁)やウメ(青梅)、モモなどバラ科サクラ属の未熟な果実・種子に含まれる青酸配糖体。ビターアーモンドのアーモンド油の主成分のひとつでもある。名前はギリシャ語でアーモンドを指す「アミュグダロン」が由来。レートリルとも。アミグダリン自体は無毒だが、加水分解によってシアン化水素とベンズアルデヒドとなるため毒性が現れる。青梅を摂取すると、含まれているアミグダリンは同じく青梅に含まれるエムルシンや腸内細菌のβ-グルコシダーゼによって分解されシアン化水素が生成するが、熟した実…
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