健康用語WEB事典

非ふるえ熱産生(nonshivering thermogenesis)

自律性体温調節のひとつ。骨格筋の震えを伴わない、褐色脂肪細胞による熱の産生。また、骨格筋でもサルコリピンが関わる非ふるえ熱産生が起こることが報告されている。*1*2

褐色脂肪細胞は、その獲得したエネルギーを熱に効率よく変換できるヒーターの役割を果たしており、外部からのシグナルが引き金となり、いくつかの反応を経て熱を生み出すことが知られている。*3

*1寒さによって「ふるえ」を起こす脳の仕組みを解明 — 京都大学: http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/news6/2011/110531_1.htm
*2京都大学大学院 工学研究科 原雄二 サルコリピン(Sarcolipin): http://www.nips.ac.jp/thermalbio/handbook/1-21v2.pdf
*3情報発信|温度生物学(新学術領域研究): http://www.nips.ac.jp/thermalbio/report/report2017_01.html

ご意見・ご要望をお聞かせください。


非ふるえ熱産生に関する情報を検索
[学術機関を検索] [政府機関を検索]



この用語を編集/画像添付
このページの最終更新日時: 2019-02-08 (金) 09:15:00