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メチルエリスリトールリン酸経路(非メバロン酸経路)における二番目の酵素。DXRとも。PfDXRはマラリア原虫の学名(P. falciparum)の頭文字を付けたもの。NADPHおよび2価の金属イオン存在下でDOXPから2-C-メチル-D-エリトリトール-4-リン酸(MEP)を生成する反応を触媒する。ホスミドマイシンによって阻害される。
植物やマラリア原虫のメチルエリスリトールリン酸経路(非メバロン酸経路)における2番目の酵素であるPfDXRを阻害する活性を持つ抗生物質。リンコマイシン系抗生物質(リボソーム50Sサブユニット阻害剤)であるクリンダマイシンとの併用による抗マラリア薬として研究されている。PfDXRはヒトを含む哺乳類には存在しないため、副作用なく使用することが可能であると考えられている。
マラリア原虫や植物の色素体がステロイドやビタミンAなどのイソプレノイドの生合成を行う際の代謝経路。この経路においてイソプレノイドはイソペンテニル二リン酸の縮合によって生成される。非メバロン酸経路とも。ホスミドマイシンによって阻害される。カロチノイドやフィトールなどの生合成を主とする。一部の中間代謝産物をメバロン酸経路と交換している。
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