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副腎髄質や全身の大動脈付近の交感神経節鎖と近接して存在する器官を指す。パラガングリアとも。副腎髄質以外は副腎外傍神経節と呼ばれ区別される。これらは頚静脈鼓室、頚動脈間、鎖骨下、喉頭などの領域に存在し、心肺機能や血液分布などを制御する化学受容体として機能している。交感神経節鎖と傍神経節は発生学的には同一であるが、前者は神経の形質を発現し、後者は内分泌としての分化を示すもの。
傍神経節から発生する良性腫瘍。グロムス腫瘍や傍神経節腫、パラガングリオーマとも。副腎髄質以外の傍神経節から発生する腫瘍は傍神経節腫(パラガングリオーマ)と呼ばれ,その病態は褐色細胞腫と同様である.耳においては、耳の中にできる鼓室型と頚静脈に沿ってできる頚静脈球型がある。症状は難聴、耳鳴り(拍動性耳鳴)、耳閉塞感など。肥大化すると周りの組織を破壊し、顔面神経麻痺や嚥下障害、嗄声などの症状が現れる場合がある。
がんによる心膜炎。原因となるがんは肺がんが最も多く、次いで乳がんや悪性リンパ腫、食道がん。症状は呼吸困難、起座呼吸、血圧低下、頻脈、奇脈、頚静脈の怒張など。治療は心嚢穿刺やドレナージ、ブレオマイシンによる硬化療法など。
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