健康用語WEB事典

顆粒層細胞(follicle granulosa cell)

卵胞の最も内側に存在し、卵子を取り囲む細胞顆粒膜細胞顆粒細胞とも呼ばれる。

エストラジオールインヒビンアクチビンなどのホルモン分泌し、脳下垂体からの性腺刺激ホルモン分泌を制御する。

排卵後、卵胞細胞黄体へと分化し、妊娠維持に必須な組織へと再編成される。これらの一連の事象において、中心的な役割を担っているのは顆粒層細胞である。顆粒層細胞は卵胞の発育に伴い、ギャップ結合を介して、ATPを含む栄養物質やcGMPを流入させることで間接的に卵子減数分裂再開能力や細胞質成熟に関与する。*1

排卵後は顆粒層黄体細胞?大黄体細胞?)となる。*2

*1東京農業大学 白築章吾 卵胞発育と低酸素環境が顆粒層細胞の代謝と増殖に及ぼす影響: https://nodai.repo.nii.ac.jp/index.php?active_action=repository_view_main_item_detail&page_id=28&block_id=60&item_id=698&item_no=1
*2国立大学法人 長崎大学 視床下部ー下垂体ー性ホルモン 宮崎修平 村端亮: http://www-sdc.med.nagasaki-u.ac.jp/genetech/genkenbunshi/pdf/H25.7.17.pdf

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このページの最終更新日時: 2018-04-02 (月) 14:36:26