健康用語WEB事典

骨膜幹細胞(periosteal stem cells)

皮質骨外側の骨膜に存在する幹細胞骨芽細胞へ直接分化することで膜内骨化を司る。

膜性骨化だけでなく生後の内軟骨性骨化にも重要であり、を長くする成長板幹細胞を制御することで生後の格成長に重要な役割を果たす。

骨膜幹細胞骨化制御因子(Indian Hedgehog : Ihh)を発現し、これが成長板幹細胞の増殖を促すことでを長く伸ばす。*1

骨膜幹細胞の数が減少すると、が太く成長できないだけでなくの伸長も障害されることが確認されている。

骨膜幹細胞の機能障害が早期の骨端線閉鎖による重篤な低身長症?骨量減少を引き起こすことが知られている。

タグ: 骨膜 幹細胞 骨芽細胞

*1東京大学大学院医学系研究科 病因・病理学専攻 免疫学講座 骨膜の幹細胞が骨を伸ばす: https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400192840.pdf

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このページの最終更新日時: 2022-08-02 (火) 17:22:55