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以下の白血病を指す。
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がん化した造血幹細胞。白血病細胞が本来健康ならばリンパ球になる細胞だった場合はリンパ性白血病、それ以外の細胞(白血球、赤血球、血小板)だった場合を骨髄性白血病として区別する。また、白血病細胞の主体が芽球である場合を急性白血病、成熟能を保ち、一見正常な細胞が増加するものを慢性白血病と呼ぶ。
造血幹細胞に異常が起こる造血器悪性腫瘍(血液がん)のひとつ。白血球の成熟過程に異常が生じ、芽球のみが残り成熟した白血球が作られなくなる。以下ように分類される。同じ白血病ではあるが、病態そのものが大きく異なる。-急性白血病-慢性白血病-成人T細胞性白血病-骨髄異形成症候群
骨髄性白血病のひとつ。無制限に増殖するがん化した血球が、正常な赤血球や白血球、血小板の産生を抑制する。貧血、感染症、出血しやすくなるなどの症状が現れる。キロサイドやイダマイシン、ダウノマイシン、ノバントロンなどの抗がん剤を用いた化学療法が有効とされる。患者の約30%に受容体型チロシンキナーゼであるFLT3の活性型遺伝子変異が確認されている。FAB分類では以下の8つに分けられる。-再未分化型急性骨髄芽球性白血病(M0)-未分化型急性骨髄芽球性白血病(M1)-分化型急性骨髄芽球性…
慢性白血病のひとつ。代表的な骨髄増殖性腫瘍。治療は抗がん剤や骨髄移植に加え、原因となるフィラデルフィア染色体(BCR-ABL)を直接攻撃するイマチニブが使用される。しかし、イマチニブに抵抗性が現れる症例が確認されている。慢性骨髄性白血病では、フィラデルフィア (Philadelphia) 染色体が造血幹細胞に発生するため、そこから分化・成熟した白血球が大量に増えてしまう。
白血球のひとつ。中性色素によって染色される顆粒を多く持つため好中球と呼ばれる。成熟すると複数の細胞核を持つ分葉核好中球となるため、多核白血球とも。以前はミクロファージとも呼ばれていた。白血球全体の50〜70%を占める。骨髄中で約10日かけて成熟して血液中に入る。寿命は4〜5日程度。大きさは10μm程度。好中球の働きは、血管から血管外に遊走して病原体などの異物を貪食することである。好中球に捉えられた異物は細胞内の消化酵素によって分解され、さらに活性酸素によって殺菌される。異物を…
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