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がんの患者に合併する神経障害。悪性腫瘍自体の転移やその治療に伴う副作用、全身状態の増悪に伴う感染、栄養・代謝障害などを除く、中枢神経および末梢神経系の障害。症候から複数の臨床病型に分類され、患者の血清および髄液に、それぞれの病型に関連する特徴的な自己抗体が検出される。腫瘍や神経組織を抗原として認識する一種の自己免疫疾患と考えられている。傍腫瘍神経症候群に伴う腫瘍としては、成人では小細胞肺がん、小児では神経芽細胞腫が最多。タグ:
間葉系細胞が産生するケモカイン。関節リウマチ患者の滑膜組織では主に特殊なヘルパーT細胞(iTh13細胞)から産生されていることが知られている。炎症サイトカイン(TNFαおよびIL-6)がCXCL13の持続的な産生やiTh13細胞の誘導に関わり、産生したCXCL13によって他のリンパ球を集めて炎症の持続する。髄液中のCXCL13濃度は髄膜炎に比較して髄膜脳炎で有意に増加するため、無菌性髄膜脳炎の早期診断に有用と考えられている。
典型的な髄膜刺激症状がありながら髄液細胞増多を認めない状態。髄膜症とも。ギラン・バレー症候群の痛みの4%程度を占める。
血液中のサイトカインの異常な増加。これにより血液脳関門の破綻、脳や髄液中のサイトカイン濃度の増加により中枢神経の異常が引き起こされる。インフルエンザなどのウイルスの感染によって引き起こされる。また、血球貪食症候群や播種性血管内凝固症候群などで知られている。サイトカインストームの病態を呈する疾患には,サイトカイン放出症候群,敗血症,全身性炎症反応症候群,血球貪食症候群,マクロファージ活性化症候群などが含まれる.TNF-αおよびIL-6が主に関わっており、T細胞あるいはNK細胞が…
セルロプラスミンの遺伝子異常によって無セルロプラスミン血症と脳、肝臓をはじめとする全身の諸臓器への鉄の過剰蓄積を来す疾患。患者の血漿では脂質過酸化の亢進していることや髄液の鉄濃度がホモ接合体で3〜9倍に増加しており、神経症状の程度と平行している傾向が報告されている。
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