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血液中のビリルビン濃度が高くなること。
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人体に必須のミネラル。食品中にはセレノシステインなどのようにアミノ酸と結合した形で含まれる。体内には約13mgあり、ほとんどがタンパク質と結合して存在する。その形態によって吸収率が変化する(セレノメチオニンは80〜90%、セレノシステインは50〜70%)。セレンを含むタンパク質は25種類が知られている。グルタチオンペルオキシダーゼに必須な補助因子。またヨードチロニン脱ヨウ素酵素の成分として甲状腺ホルモンの活性化に関わる。国内では土壌のセレン濃度が高いため、植物に十分な量が含ま…
胆汁に含まれる黄色い色素。前駆体はビリベルジン。ビリルビンは直接ビリルビン(抱合ビリルビン、D-BIL)と間接ビリルビン(非抱合ビリルビン)に分けられ、この2つを合わせたものを総ビリルビン(T-BIL)と呼ぶ。血漿にも含まれ、血液検査の項目のひとつ。基準値は 0.2〜1.0mg/dL。通常のビリルビンの量は血液1dL当たり1mg以下であるが、3mgを超えると黄疸となる。ビリルビンは血液中のタンパク質であるアルブミンと結合して肝臓に輸送されます。肝臓でビリルビンはグルクロン酸と…
新生児の多くに起こる生理的な(病的ではない)黄疸。通常は自然に治まるが、一部はビリルビンが異常に高値となる高ビリルビン血症となり核黄疸の原因となるため光線療法(光線治療)が必要。
ビリルビンが血液に過剰に溜まること(高ビリルビン血症)によって、皮膚や目(結膜)が黄色くなる症状。肝臓でのビリルビンの代謝に異常を来すことが原因となる。同時に尿が濃くなったり、便が灰白色になったり、体が痒くなったりといった症状が現れる場合がある。原因が内科的なもの(溶血性黄疸、薬物、アルコール、慢性心不全、体質性黄疸、肝炎)と外科的のもの(胆管系の閉塞や狭窄)の2つに分けられる。日光(紫外線)を浴びることでトリプトファンから生成されるFICZは、芳香族炭化水素受容体(AhR)…
赤血球に含まれるヘモグロビンと血液中の糖が結びついた糖タンパク質。過去1~3ヶ月の平均血糖値を意味する。ヘモグロビンA1cや糖化ヘモグロビン、グリコヘモグロビンとも呼ばれる。かつては HbA1cHbA1cの数値が高い場合は糖尿病や尿毒症、高ビリルビン血症などの恐れがある。また、薬剤の服用(アスピリンなど)によっても高い値となる場合がある。貧血や腎不全、肝硬変などでは低い値となる。糖尿病ではない人は、HbA1cの値が低いほど認知症発症率が低くなるとされる。
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