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タンパク質の二次構造や三次構造、四次構造のこと。
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毛髪や筋肉、臓器など人体の各部を構成する必須の栄養素。三大栄養素のひとつ。漢字では蛋白質と表記する。蛋白はもともと卵白の意味。英語ではプロテインと呼ばれ、これはギリシャ語で「一番大切なもの」を意味するプロティオス(proteios) に由来する。体内に存在する酵素や受容体、免疫の抗体、血液中の血球などもタンパク質によって構成されている。人体全体の10〜15%程度を占める。化学的には、アミノ酸から成るペプチドが集まった一本のポリペプチドから作られる巨大な分子。タンパク質を構成す…
タンパク質のアミノ酸配列の類似性による分類のひとつ。構造や機能が似ているが、同一起源かどうかは断定できないタンパク質のグループ。進化的起源が同じと推定できる場合はファミリーとなる。複数個のドメインは、その特徴の類似性によって、・ファミリー Family ドメインの高次構造、機能、配列上の特徴から進化的起源が同じと推定できる。・スーパーファミリー Superfamily ドメインの高次構造、機能の特徴はよく似ている。しかし、配列上の類似性は低く進化的起源を確定できない。にしばし…
熱や圧力、pHの変化などによってタンパク質の高次構造が変化して本来の機能が失われること。
酵素が特定の化合物または特定の反応だけを触媒する性質のこと。これはタンパク質の高次構造によるもの。酵素の触媒反応の特徴は、「一つの化学反応に対して一つの酵素」という反応物を厳密に選択する性質(基質特異性)があるということです。抗体においては、特定の抗原としか結合しない性質のことを指す。基質特異性が高いほど、特定の反応にしか関わらないことを意味する。
複数のポリペプチド鎖(タンパク質)がジスルフィド結合によって形成するタンパク質の構造のこと。三次構造まではひとつのポリペプチド鎖に着目した構造であるが、四次構造は複数のポリペプチド(サブユニット)による構造のことを指す。出来上がったタンパク質分子は「三次構造」と呼ばれ、前述の二次構造もこの構造の中に確認できます。また、こうしたタンパク質どうしが結合(会合)することで新たな機能を持つこともあり、こちらは「四次構造」と呼ばれます。
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