健康用語WEB事典

黄疸(jaundice)

ビリルビン血液に過剰に溜まること(高ビリルビン血症)によって、皮膚結膜)が黄色くなる症状。肝臓でのビリルビン代謝に異常を来すことが原因となる。

同時に尿が濃くなったり、便が灰白色になったり、体が痒くなったりといった症状が現れる場合がある。

原因が内科的なもの(溶血性黄疸薬物アルコール慢性心不全体質性黄疸肝炎)と外科的のもの(胆管系の閉塞や狭窄)の2つに分けられる。*1

日光(紫外線)を浴びることでトリプトファンから生成されるFICZは、芳香族炭化水素受容体AhR)を活性化することで黄疸の予防や治療に有効とされる。*2

生後間もない健常な新生児の多く(新生児黄疸)や母乳を飲む乳幼児にも(母乳性黄疸)起こるが、病的なものではない。*3

*1産業医科大学医学部 第三内科学 産業医科大学 閉塞性黄疸: http://www.uoeh-u.ac.jp/kouza/3nai/pdf/b_heisoku.pdf
*2KAKEN 新規モデルマウスを用いた母乳性黄疸発症メカニズムの解明とその応用: https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-24890224/24890224seika.pdf
*3育児について|聖マリアンナ医科大学病院 総合周産期母子医療センター: http://www.marianna-u.ac.jp/hospital/acpm/qanda/qanda_03.html#ikuji02

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このページの最終更新日時: 2018-09-15 (土) 07:48:14