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脂質を取り込んだマクロファージ(泡沫細胞)が蓄積した良性腫瘍。脂肪のため黄色く見える。
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自然免疫に関わる白血球。無脊椎動物にも存在し、ヒトを含めた動物における全ての血球の原型となったことが確認されている。マクロは「大きい」、ファージは「食べる細胞」という意味であるため大食細胞とも呼ばれる。発見および命名はロシアのイリヤ・イリイチ・メチニコフ(Ilya Ilyich Mechnikov)による。抗原の侵入位置に移動してきた単球が分化することで生まれる。生体内に侵入した細菌やウイルス、死んだ細胞を取り込む(貪食する)食細胞として働く。マクロファージ内には消化酵素が含…
コレステロールを貪食したマクロファージ。泡沫化マクロファージとも。泡沫細胞の増加は動脈硬化による血管狭窄の原因のひとつとなる。酸化LDLがスカベンジャー受容体を介してマクロファージに取り込まれることで泡沫細胞が形成され、炎症反応を亢進させる。
植物ステロールの排泄に関わる遺伝子(ABCトランスポーターのG5/8)の変異によって起こる疾患。蓄積したシトステロールなどは皮膚や腱などの組織に沈着し黄色腫を形成したり、血管壁に蓄積して動脈硬化プラークを形成したりする。
増殖力が弱く、転移することがない腫瘍。他の組織と癒着したり再発したりする心配もほとんど無いとされる。細胞の並びなどの見た目も悪性腫瘍に比べて整っている。良性であるとは言え、発生部位や状態によっては手術による治療が必要な場合がある。髄膜腫は良性脳腫瘍の中で最も多い腫瘍です。この腫瘍は脳を覆う髄膜(硬膜およびくも膜)から発生します。腫瘍が脳や神経や血管を圧迫することにより多彩な症状を呈します。基本的に良性腫瘍で、外科的に全摘出すれば完治することができます。-粉瘤(表皮嚢腫)-皮様…
常染色体劣性遺伝病のひとつ。CYP27A1遺伝子の異常によって27-ヒドロキシラーゼが正常に働かず、胆汁酸のコール酸の合成障害によってコレスタノールが組織に蓄積する。脳腱黄色腫症によって、以下のような多くの症状が確認されている。CTX の臨床症状は,難治性下痢,若年性白内障,黄色腫,若年性動脈硬化症,骨粗鬆症といった全身症状と,精神発達遅滞・認知症,小脳失調,痙性歩行,てんかん,脊髄障害,末梢神経障害,錐体外路症状といった精神・神経症状に大別される.
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