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精巣の周囲に液体が貯まることで陰嚢が膨らんだ状態。男の新生児にはよく見られる。陰嚢水腫とも。鼠径部に見られるものは精索水腫と呼ばれる。鼠径ヘルニアと原因は同じ（腹膜鞘状突起が閉塞しないこと）であるが、内臓ではなく液体のみが侵入したもの。夕方から夜にかけて大きくなる。鼠径ヘルニアを併発しなければ、多くは自然に消滅するとされる。タグ:

鼠径部よりもやや下方の足の付根に起こるヘルニア。鼠径部ヘルニア全体の2～8%とされる。鼠径ヘルニアに比べて頻度は少ないが、嵌頓になりやすく緊急手術になることが多い。鼠径ヘルニアは男性に多いが、大腿ヘルニアは女性に多い。また、高齢者に多い。治療は手術のみ。

鼠径部から腸などが脱出するヘルニア。脱腸とも呼ばれる。腸以外には、大網や卵巣が脱出する場合がある。放置して悪化すると腸が飛び出したまま戻らない嵌頓と呼ばれる状態になる。成人の鼠径部ヘルニアは自然に治癒することはありません。放置すれば痛みなどの症状が強くなったり、大きくなることで手術が困難になったり、嵌頓による腸閉塞のリスクもあるため手術が行われます。ヘルニアが起こる経路によって以下のように分類される。-鼠径ヘルニア--外鼠径ヘルニア--内鼠径ヘルニア-大腿ヘルニア特に幼小児の…

男児に起こる、精巣が陰嚢に入っていない状態となる先天的な異常。男児の3%程度に起こる。早産で起こりやすい。自然に精巣が降りてくる場合があるため、生後6ヶ月までは様子を見るが、それ以降変化が見られない場合は治療が必要。鼠径ヘルニアを合併していることが多い。

俗に出臍（でべそ）と呼ばれるヘルニア。臍の根元（臍輪）が十分に閉じていないことが原因。ほとんどが2歳までに自然に治り嵌頓も起きにくいため、2歳をすぎるまでは様子を見る場合が多い。それ以降に治らない場合は手術が必要。新生児の20-30％に認められるものの、2歳時までに90％で膨隆を認められなくなります。鼠径ヘルニアのように嵌頓（かんとん）を起こすことはほとんどありません。赤く腫れた場合は、1歳未満でも嵌頓の恐れがあるため注意が必要。

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