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11-シス-レチナール(11-cis-retinal)

側鎖が曲がった形(11-シス型)のレチナール。光を吸収する特性を持ち、光が当たると全トランス型レチナールへと構造変化を起こす。*1*2

11-シス-レチナールの化学構造

錐体自身の中に効率的に11-シス-レチナールを合成する仕組みがあることが報告されている。

ロドプシンアンタゴニストであり、ロドプシンは光エネルギーを使って11-シス-レチナールをアゴニストである全トランス型レチナールに変換して活性状態になる。

*1科学技術振興機構 光だけでなく化学物質も受容できるロドプシンの発見: https://www.jst.go.jp/pr/info/info169/
*2大阪大学大学院生命機能研究科 明るい光のもとでも光を感じることが出来る仕組みの一つが明らかになりました。: http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/jpn/events/achievement/highly/

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このページの最終更新日時: 2020-02-05 (水) 08:22:05