健康用語WEB事典

2型リアノジン受容体(ryanodine receptor type 2 : RyR2)

筋小胞体発現するリアノジン受容体カルシウムイオンの結合によってCICRのしきい値が下がる。*1

心臓に存在する巨大なカルシウムイオンチャネルであり、心収縮の引きとなるカルシウムイオン筋小胞体から放出する。その遺伝子変異不整脈疾患の原因となる。*2

顆粒細胞でも発現し、これは脳由来神経栄養因子分泌促進を通してプルキンエ細胞樹状突起形成を促進する。*3

タグ: 受容体 心臓 イオンチャネル カルシウム

*1心不全へのβ遮断薬はなぜカルベジロールなのか 同薬剤は心不全合併心室性不整脈を直接的に予防することが判明 古川哲史 東京医科歯科大学: http://www.tmd.ac.jp/mri/cph/members/PDF/nikkei_Carvedilol.pdf
*2「てこ」と「ドミノ倒し」で巧妙に開くイオンの経路―新規不整脈治療薬へ向けた手がかりを提示― | 京都大学: https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2022-05-23
*3KAKEN — 研究課題をさがす | 小脳プルキンエ細胞におけるリアノジン受容体を介した樹状突起形成制御機構の解明 (KAKENHI-PROJECT-25430040): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-25430040/

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このページの最終更新日時: 2022-05-23 (月) 21:57:37