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メバロン酸がメバロン酸キナーゼによってリン酸化された有機化合物。*1
メバロン酸経路における中間代謝産物。
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炭素原子による分子を基本骨格とする化合物の総称。かつては生物が生み出す物質と考えられていたが、1828年にフリードリヒ・ウェーラー(Friedrich Wöhler)によって、無機化合物であるシアン酸アンモニウムから有機化合物である尿素を人工的に合成可能であることが証明された。以下の物質は炭素を含むが、例外的に無機化合物に分類される。-黒鉛(石墨)-ダイヤモンド-炭酸カルシウムなどの鉱物-一酸化炭素、二酸化炭素などの気体タグ:
アセチルCoAを出発物質としてメバロン酸やコレステロール、ステロイドなどの合成に関与する代謝経路。酢酸とコエンザイムAを出発物質として3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリルCoA(HMG-CoA)からメバロン酸を経る。律速酵素はHMG-CoA還元酵素であり、HMG-CoAが還元されてメバロン酸を生じる反応が律速段階。例えば、コレステロールは以下ように合成される。出典: (株)化学同人 京都大学大学院薬学研究科 くすりをつくる研究者の仕事 薬のネタ探しから私たちに届くまで 201…
メバロン酸経路(テルペノイド、ステロイドの合成経路)における中間代謝産物。不斉炭素を持ち、2種類の異性体が存在するが天然に存在するのはR体。火落ち(火落菌が繁殖して清酒が白濁し、酒質が下がる現象)の原因物質(火落酸)として発見された。皮膚に塗布することで、水分蒸散の抑制や皮膚のHMG-CoAレダクターゼ活性によるコレステロール合成能の活性化、遊離脂肪酸の増加やPPARの活性化による表皮の脂質代謝促進、ラメラ顆粒の形成促進などの作用を発揮すること報告されている。また、ビフィズス…
5-ホスホメバロン酸をリン酸化して5-ピロホスホメバロン酸を生成する反応を触媒するキナーゼ。
メバロン酸経路の中間代謝産物。5-ジホスホメバロン酸とも。5-ホスホメバロン酸からホスホメバロン酸キナーゼによって生成される。イソペンテニルピロリン酸の前駆体となる。
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