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アデノシンに3つのリン酸が結合した有機化合物。塩基としてアデニンを持つヌクレオシド三リン酸。ATPとも。アデノシン三リン酸は全ての生物にエネルギー源として利用される高エネルギーリン酸化合物。人間では1日30kgほどATPが合成される。主にミトコンドリアの解糖系やクエン酸回路によって合成される。筋肉においてはクレアチンリン酸の分解によって生成される。光合成をしない細胞では、アデノシン三リン酸の主な原料は脂肪酸とグルコース。ヒトでは、グルコース1分子からクエン酸回路と解糖系によっ…
解糖系のひとつ。エムデン-マイヤーホフ経路とも。細胞質内に存在する10種類の酵素反応からなる代謝経路であり、酸素の関与なしでATPが生成される。グルコース1分子からピルビン酸を介して最終的に2分子の乳酸とATPを生成する。C6H12O6 + 2ADP + 2NAD+ + 2Pi → 2CH3CHCOOH + 2ATP + 2NADH + 2H2O + 2H+グルコース → グルコース-6-リン酸 → フルクトース-6-リン酸 → フルクトース-1,6-ビスリン酸 → (ジヒド…
プリン塩基のひとつ。6-アミノプリンとも。ATPやADPの構成成分であり、DNAの塩基配列を構成する塩基。DNAにおいてはチミンと、RNAにおいてはウラシルと結合する。アデニンを含むヌクレオシドはアデノシンと呼ばれる。放射線や薬物による白血球減少症の治療に用いられる。商品名はロイコン。
プリン塩基の生合成における中間代謝産物。ホスホリボシル-N-ホルミルグリシンアミドやホルミルグリシンアミドリボヌクレオチドとも。FGAMシンテターゼはATPを消費してグルタミンのアミド窒素を遊離させてFGARに結合させ、ホルミルグリシンアミジンリボヌクレオチド(FGAM)とADP、グルタミン酸を生じる。
血小板が持つ顆粒のひとつ。α顆粒よりやや小さく、数も少ない。ATPやADP、セロトニン、カルシウムイオンなどを含む。血小板の活性化に伴って中身が細胞外に放出される。濃染顆粒に含まれるセロトニンやADPは、それを放出した血小板にオートクリン的に作用し、血小板をさらに活性化する。コラーゲンは濃染顆粒からADPを放出させ、またアラキドン酸カスケードを活性化してトロンボキサンA2を産生し、ADPとトロンボキサンA2の作用によって血小板の凝集を強める。Rab27は濃染顆粒を分泌の準備状…
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