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ナトリウムチャネルに対する遮断作用を主とする抗不整脈薬。細胞膜を通過し、細胞膜からチャネルタンパク質に移動することでチャネル孔の内側から結合部位に到達して遮断する。活動電位持続時間(APD)に及ぼす影響の違いなどによって以下の3種類に分けられる。
Ⅰ群抗不整脈薬の一種。活動電位持続時間(APD)が大きく変化しない。フレカイニドやピルジカイニドなどがある。
Ⅰ群抗不整脈薬の一種。遅延ナトリウム電流を抑制することで活動電位持続時間(APD)を短縮させる。リドカインやメキシレチンなどがある。
Ⅰ群抗不整脈薬の一種。カリウム電流を合わせて抑制することで活動電位持続時間(APD)を延長させる。キニジンやプロカインアミド、ジソピラミドなどがある。
心筋における活動電位の持続時間。心筋の活動電位持続時間は先行する拡張期時間が長いと延長し、それが短いと短縮する。心拍数の変化に伴って長さが変わり、不整脈の発生や持続と重要な関連がある。心室筋細胞のAPDが心電図のQT間隔に反映される。心室筋のAPDはナトリウムイオンやカルシウムイオンの内向き電流とカリウムイオンの外向き電流のバランスによって決まる。
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