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アデノシンに3つのリン酸が結合した有機化合物。塩基としてアデニンを持つヌクレオシド三リン酸。ATPとも。アデノシン三リン酸は全ての生物にエネルギー源として利用される高エネルギーリン酸化合物。人間では1日30kgほどATPが合成される。主にミトコンドリアの解糖系やクエン酸回路によって合成される。筋肉においてはクレアチンリン酸の分解によって生成される。光合成をしない細胞では、アデノシン三リン酸の主な原料は脂肪酸とグルコース。ヒトでは、グルコース1分子からクエン酸回路と解糖系によっ…
細胞膜に発現し、細胞外に存在するATP、ADP、ADP、UTP、UDPなどのヌクレオチドをリガンドをとするプリン受容体のファミリー。ATP、ADP、AMP、アデノシンの順に作用しやすいためATP受容体とも。以下の2つのファミリーに分類される。-P2X受容体(P2X1〜P2X7)-P2Y受容体(P2Y1〜P2Y14)
ATP受容体の一種であり。中枢神経に高発現する。末梢神経の損傷後に発症する神経障害性疼痛に関与する。また、神経が損傷されることで、脊髄後角のミクログリアからも発現する。
通常ATPは細胞内に存在し、体内の様々な活動のエネルギー源として働くが、ある刺激によって細胞から分泌され、ATP受容体(P2X受容体、P2Y受容体)を返して情報の伝達物質として働くことが確認されている。細胞外ATPは、細胞膜上のプリン受容体 P2X7 のリガンドとして作用し、その下流でストレス応答性キナーゼ ASK1 を介した p38 MAPキナーゼ経路活性化によって細胞死を引き起こすことが知られています。
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