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単球などが持つ、補体のC3をリガンドとする受容体。
関連する用語
受容体に結合できる分子のこと。受容体の種類によってリガンドとなる物質は異なる。結合した際の働きによって以下のように分類できる。-アゴニスト(作動薬)-アンタゴニスト(拮抗薬、遮断薬)-インバースアゴニスト(逆作動薬)-パーシャルアゴニスト(部分作動薬)
補体のひとつ。チオエステル結合によって病原体と結合し、それを無毒化する。補体第三成分とも呼ばれる。分子量19万。2本のポリペプチド鎖からなる糖タンパク質。肝臓や単球、マクロファージによって産生され、血液中の補体成分の中では最も高濃度に存在する。チモーゲンの状態で体内を循環している。胎児期から産生が始まる。食細胞はC3の断片に結合するC3受容体を持っており、病原体上に結合したC3の断片に結合して効率よく貪食を行う(オプソニン作用)。C3転換酵素によってC3aとC3bに分けら…
侵入してきた病原体の無毒化や抗体による免疫機能を補助する血清中のタンパク質。多くの脊椎動物で見られ、ヒトでは30種類があり、肝臓で作られる。初期の多細胞生物であるホヤやクラゲ、イソギンチャクなどもC3と呼ばれる補体を持つ。補体は、血液中に存在する約20種の易熱性のタンパク質からなる複雑な反応系で、溶菌作用、オプソニン作用、貪食細胞の感染部位への集合を促進するなどの機能をもつ。抗体が病原体に結合しただけではそれを殺すことはできないが、補体によって抗体の防御機能を高めることができ…
白血球のひとつ。好中球の細胞核が分葉しているのに対して、一個の細胞核を持つため単球と呼ばれる。大きさは12〜20μmでクローバーのような形をしている。末梢血の白血球の3〜6%を占める。骨髄のcMoP(共通単球前駆細胞)で作られ、血液からがんや炎症の起きた組織に入り、マクロファージや樹状細胞に分化する免疫細胞。血液中での移動性が高く、異常が起こった部位に好中球の次に到達して病原体を貪食する。貪食された病原体はペルオキシダーゼなどの酵素によって殺菌される。分化を行う場所となる組織…
細胞表面(多くは細胞膜上)に存在し、ホルモンなどと結合して外からの刺激・情報物質を受け取ることができる部位。主に膜タンパク質。レセプターやリセプターとも呼ばれる。受容体に結合できる分子のことをリガンドと呼ぶ。受容体に結合したリガンド自体は細胞内に入らないが、その細胞では様々な変化が引き起こされる。受容体とは、ホルモンや神経伝達物質などの特定の物質(リガンド)と結びついて細胞の反応を生じさせるタンパク質の一種で、外部の刺激をキャッチし、細胞の内部に伝える最初の砦のような役割を持…
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