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膜侵襲複合体を構成する補体のひとつ。
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補体の活性化によってできる最終産物。補体のC5bが活性化した後、C6、C7、C8が次々に活性化し、これらすべてが結合してできる複合体。C5b6789やC5b-9複合体とも。細菌の膜に穴を開け、浸透圧の変化を利用してそれを排除する役割を持つ。ナイセリア属など一部のグラム陰性菌に対する感染防御として重要であるが、厚い細胞壁を有するグラム陽性菌種に対しては無効。糖尿病性腎症において、補体制御因子のCD59が糖化を受けて補体活性を抑制できなくなるため、腎組織では膜侵襲複合体が沈着する…
C5b、C6、C7が結合した複合体。
侵入してきた病原体の無毒化や抗体による免疫機能を補助する血清中のタンパク質。多くの脊椎動物で見られ、ヒトでは30種類があり、肝臓で作られる。初期の多細胞生物であるホヤやクラゲ、イソギンチャクなどもC3と呼ばれる補体を持つ。補体は、血液中に存在する約20種の易熱性のタンパク質からなる複雑な反応系で、溶菌作用、オプソニン作用、貪食細胞の感染部位への集合を促進するなどの機能をもつ。抗体が病原体に結合しただけではそれを殺すことはできないが、補体によって抗体の防御機能を高めることができ…
補体のひとつ。補体第6成分。C5bおよびC7〜C9と結合し、細胞膜に穴を開ける膜侵襲複合体(MAC)の構成要素となる。
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