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血液と血漿を分離し、その血漿の中から疾患の原因となる物質を取り除く治療法。自己免疫疾患や肝炎、高コレステロール血症などに対して行われる。アフェレーシス時の末梢血CD3陽性T細胞数がCAR-T細胞療法の効果を予測するバイオマーカーとなることが報告されている。-血液吸着療法-プラズマフェレーシス-サイタフェレーシスタグ:
体内のT細胞を取り出して遺伝子操作し、がんを認識する遺伝子CARを導入してがん細胞に対する反応特異性を高くして体内に戻したT細胞。CD19に反応するように人工的に作成したタンパク質(キメラ抗原受容体)を発現するようにしたT細胞が実用化されている。がん患者の末梢血由来T細胞に体外でCARを導入して増やし、がん細胞を攻撃できるようにしてから患者へ再び戻す治療法であるCAR-T療法に利用される。問題点として、増殖や攻撃の過程で効果が落ちる「疲弊」が起こることが知られている。対策とし…
25歳以下の急性リンパ性白血病(前駆B細胞急性リンパ性白血病)に対する治療薬。チサゲンレクルユーセルやCTL019とも。がん化した細胞の表面に高発現するCD19に特異的に反応するように遺伝子操作したT細胞(キメラ抗原受容体T細胞、CAR-T)が用いられる。商品名はキムリア。高い治療効果の反面、サイトカイン放出症候群や腫瘍崩壊症候群が重篤な合併症として知られ、多くの症例でトシリズマブやステロイドが併用される。
抗体の抗原認識部位とT細胞受容体の細胞内シグナル伝達部位を繋いだ構造を持つ人工的なタンパク質。これを発現するように体外でT細胞に遺伝子を操作したものがキメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)であり、がんの治療に用いられる。
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