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補体の働きの制御に関わる物質。-CTRP6-血清中の補体制御因子--C1インヒビター(C1-INH)--補体Ⅰ因子--補体H因子--C4bp--ビトロネクチン--クラステリン-細胞膜上の補体制御因子(補体制御膜因子)--DAF(CD55)--CR1(CD35)--MCP(CD46)--HRF(CD59)
C3の分解によってC3aと共に生じる分子。自己の細胞上では補体Ⅰ因子によって不活化されiC3bとなる。C3bは食細胞のCR1への結合を介して病原体に結合し、その貪食と破壊に寄与する。また、膜侵襲複合体を形成する反応を触媒するC5転換酵素の構成成分となる。極めて反応性の高いチオエステル結合を持つため、病原体だけでなく自己の細胞膜上にも結合してそれを傷害する恐れがある。通常、自己の細胞上には補体H因子やMCP(CD46)、トロンボモジュリンなどが存在し、補体Ⅰ因子によるC3bの速…
細胞を自己補体から守る補体制御因子。CD46とも。補体Ⅰ因子の補助因子として同一細胞上のC3b、C4bを限定分解する膜貫通型糖タンパク質。ほぼ全ての有核細胞に分布し、可溶型MCPも約50ng/mlの濃度で血漿中に存在する。MCPを構成するドメインであるSCR1およびSCR2が麻疹ウイルスの受容体となる。
自己の組織を異物と誤認して攻撃する異常な補体。CD55(DAF)やCD46(MCP)などの補体制御因子は自己補体からの防御に関わる。
麻疹(はしか)の原因となる、パラミクソウイルス科モルビリウイルス属のウイルス。感染力が強く、不顕性感染もほとんどない。飛沫核感染や飛沫感染、接触感染によって広がる。潜伏期間は10日程度。予防法はワクチンのみ。リンパ組織を中心に増殖して免疫機能を阻害するため、他の感染症を併発する恐れがある。受容体のCD46、SLAM(CD150)、Nectin-4を感染の足がかりとする。
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