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CD8陽性T細胞(キラーT細胞)を参照。
関連する用語
NK細胞受容体ファミリーのひとつ。抑制化型のPILRαと活性化型のPILRβからなるペア型受容体。哺乳動物に広く保存されており、免疫細胞や神経細胞を含む種々の細胞に発現する。CD8T細胞に発現しているCD45を認識し、細胞増殖および活性化を正に制御させることが示唆されている。単純ヘルペスウイルスが持つグリコプロテインBはPILRに結合し、これによってウイルス粒子と細胞との間で膜融合が引き起こされ、ウイルスの感染が成立することが報告されている。CD99を認識する。
非自己と認識した異物を攻撃するT細胞。主にウイルスに対する免疫を担当する。キラーTリンパ球や細胞傷害性T細胞、CD8陽性T細胞(CD8+T細胞)、Tc細胞などとも。CD8+T細胞は、細胞傷害性T細胞として自己・非自己の識別や不用な細胞やウイルス感染した細胞、ガン化した細胞など生体に危害を与える細胞の殺傷・除去に関わっている。樹状細胞からの抗原提示を受ける。MHCクラスⅠ分子に挟み込まれた病原体由来のペプチドを認識する。病原体に感染した体細胞はMHCクラスⅠ分子によって病原体由…
キラーT細胞が、本来持っている免疫機能を失う現象。がん細胞に対する抗原認識の過程で起こる。キラーT細胞は免疫チェックポイント(チェックポイント分子)と呼ばれる受容体(PD-1、Tim-3)を発現するが、これにがんが発現するリガンドが結合することで、増殖能力やサイトカインの産生能力の低下などが起こる。免疫疲弊が起こると、感染症にかかりやすくなります。とくに肺炎のリスクは高く、かなりの数のがん患者さんが肺炎で亡くなっているというのは、医学の世界では誰でも知っている常識です(直接の…
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