健康用語WEB事典

CXCL13(C-X-C motif Chemokine ligand 13)

間葉系細胞が産生するケモカイン

関節リウマチ患者の滑膜組織では主に特殊なヘルパーT細胞iTh13細胞)から産生されていることが知られている。炎症サイトカインTNFαおよびIL-6)がCXCL13の持続的な産生やiTh13細胞の誘導に関わり、産生したCXCL13によって他のリンパ球を集めて炎症の持続する。*1

髄液中のCXCL13濃度は髄膜炎に比較して髄膜脳炎で有意に増加するため、無菌性髄膜脳炎?の早期診断に有用と考えられている。*2

*1関節リウマチから新たなヘルパーT細胞を同定 -慢性炎症のメカニズム解明に期待- — 京都大学: http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/news6/2013/130920_2.htm
*2研究トピックス 東北大学医学部 神経内科: http://www.neurol.med.tohoku.ac.jp/cgi-bin/uptodate/webdir/40.html

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このページの最終更新日時: 2020-04-15 (水) 09:23:51