健康用語WEB事典

CYP3A(cytochrome P450 3A)

肝臓に最も多く分布し、薬物代謝酸化還元反応)に関わるシトクロムP450のひとつ。CYP3Aの活性には個人差があることが知られている。*1

リファンピシンはCYP3Aを誘導する。炎症疾患では、肝臓小腸におけるCYP3Aの活性が低下する。また、グレープフルーツやスターフルーツに含まれる物質によってその活性が阻害されるため、薬物の作用が増強される。*2*3

*1KAKEN — 研究課題をさがす | 薬物代謝酵素CYP3A4活性とステロイド剤誘発骨疾患発生との相関に関する研究 (KAKENHI-PROJECT-17591590): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-17591590/
*2文部科学省・経済産業省承認 技術移転機関 株式会社みやざきTLO スターフルーツ由来成分を含むCYP3A阻害剤: http://www.miyazaki-u.ac.jp/crcweb/hpdata2010/chizai/pdf/seeds/Med/2004-203629.pdf
*3肝臓のチトクロム P450 3A の発現に及ぼす腸内細菌の影響: https://www.jstage.jst.go.jp/article/yakushi/132/3/132_3_301/_pdf/-char/ja

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このページの最終更新日時: 2018-10-27 (土) 09:32:28