CpG †
DNAに存在する、シトシンとグアニンがホスホジエステル結合で結合した塩基配列(ジヌクレオチド)。CpGが多く存在する領域をCpGアイランドと呼ぶ。哺乳類のDNAのメチル化の多くはCpGで起こる。*1
細菌のゲノムDNAにはメチル化されていないCpG配列がある頻度で繰り返されており、これはTLR9を介して免疫を活性化する。哺乳類のゲノムDNAではCpG配列の頻度が少ない上に高頻度にメチル化されているため免疫賦活作用はない。*2
一部のDNAウイルスにもCpG配列が存在している。例えば、HSV-2がTLR9を介してIFN-αを産生させることが報告されている。
*1明治大学農学部研究報告 ハプロ不全優性遺伝病発症の新たな視点 分子メカニズムとしてエピジェネティクスが関与する可能性: https://m-repo.lib.meiji.ac.jp/dspace/bitstream/10291/17937/1/nogakubuhokoku_65_4_95.pdf
*2自然免疫におけるウイルス感染認識機構 植松智 審良静男 大阪大学微生物病研究所自然免疫学: http://jsv.umin.jp/journal/v56-1pdf/virus56-1_001-008.pdf
*2自然免疫におけるウイルス感染認識機構 植松智 審良静男 大阪大学微生物病研究所自然免疫学: http://jsv.umin.jp/journal/v56-1pdf/virus56-1_001-008.pdf
ご意見・ご要望をお聞かせください。
CpGに関する情報を検索
この用語を編集/画像添付
このページの最終更新日時: 2019-12-01 (日) 08:20:12