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Rh血液型を決める抗原(血液型物質)。
D抗原を持つ血液をRh陽性、持たない血液をRh陰性と表現する。*1
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体が異物だと認識する物質。この異物に対抗するために体内に作られるのが抗体である。抗体が作られる物質であれば、病原体以外も抗原と言える。例えば、タンパク質や多糖類に対しても抗体が作られる場合があり、これらも抗原と呼べる。抗原とは、元来は抗体に対応する言葉であった。抗体と反応する分子という意味である。一方で、ある異物が体内に侵入した場合に、それに対して抗体がつくられる分子、言い換えればB細胞が応答する対象という意味にも用いられる。… T細胞が発見されてからは、T細胞が認識する分子…
血液型を決定する物質の総称。A抗原やB抗原など。赤血球のみではなく、唾液や精液、羊水などにも含まれるものも指す。
全身の細胞に栄養分や酸素を運び、二酸化炭素や老廃物(尿素、尿酸、クレアチニン、アンモニアなど)を運び出すために全身を巡る体液。体重60kgの成人では4.5〜5リットル。体重の約8%(13分の1)を占める。血液の25%を失うと体温や血圧低下が起こり、35%を失うと意識障害が発生する。心臓から送り出される血液は動脈、心臓に戻る血液は静脈を通る。人間が生命活動を維持できる血液のpHの範囲は 6.8~7.8。通常は 7.35〜7.45 となるように調節される。血液のpHはHCO3-(…
血液の赤血球上の抗原と血清に存在する抗体の種類による分類。50種類以上の分類方法があるが、輸血する時に重要となるのがABO血液型とRh血液型の2つ。臓器移植においてはABO血液型が特に重要となる。Rh血液型は、ABO血液型についで輸血医学上重要な血液型として知られている。Rh血液型は、1940年にLandsteinerとWienerによってD抗原が発見されて以来、多くの抗原が発見されており、主要な抗原であるD、C、E、c、eを含め45種類の抗原が報告され、複雑な血液型システム…
主にD抗体の有無によって血液を分類する血液型。ウサギの血清がアカゲザルの赤血球を凝集させ破壊する実験がこの血液型の発見に貢献したことから、Rhはアカゲザル(rhesus monkey)の頭文字から付けられた。D抗原を持つ場合を Rh と表現する。「Rh陽性」や「Rh陰性」という表現も用いられる。厳密には、Rh血液型に関わる抗原には以下の6つがある。-D抗原-d抗原-C抗原-c抗原-E抗原-e抗原この内、D抗原が最も強い反応を起こすため、D抗原の有無によってRh陽性、Rh陰性と…
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