最近更新された用語
アラニンのD体。
関連する用語
細菌の細胞壁合成における最終段階となるペプチドグリカン(ムレイン)の架橋生成を触媒する酵素。ペニシリン結合タンパク質は細菌の細胞壁合成を担う酵素であり,D-アラニンを認識してペプチド結合を形成する反応を触媒します。
細菌の細胞壁の形成における最終段階に必要なトランスペプチダーゼ。N-アセチルムラミン酸に結合しているペプチド鎖末端の2連続したD-アラニンのうちの最後のものと、別のペプチドの中盤にあるL-リジンの側鎖からペプチド結合で伸びた5連続のグリシンのN末端を付け替える反応を触媒することで、細胞壁の網目構造の構築に関わる。ペニシリンやセファロスポリンによって阻害される。
細菌(グラム陽性球菌)の細胞壁(ペプチドグリカン)の構成要素。バンコマイシンはムレインモノマーの2連続したD-アラニン(D-Ala-D-Ala-COOH)部分に結合し、ムレイントランスペプチダーゼにムレインモノマーを認識させないことで細胞壁の合成を阻害する。
エナンチオマーのうち、光学的に右旋性である一方を指す。単糖類においては、ヒドロキシ基が右側にあるもの。自然界に存在する糖質はD体。
アミノ酸のひとつ。体内ではピルビン酸から生成される。糖新生のために筋肉のタンパク質を分解した場合、アラニンが生成される。筋肉のタンパク質の分解によって生じるアミノ酸は,グルコースの解糖から得られるピルビン酸を利用して,筋肉のアミノトランスフェラーゼによってアラニンに変えられる。アラニンは血流で肝臓に運ばれ,ピルビン酸に戻された後,糖新生でグルコースに変えられる。常温でも高圧環境であれば、アラニン同士が結合してペプチドとなることが確認されている。
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。