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セリンのD体。
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D-アミノ酸の酸化的脱アミノ反応を触媒するオキシダーゼ。ペルオキシソームに局在し、活性はフラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)に依存する。D-アミノ酸を酸化してα-イミノ酸を産生すると同時に副産物として活性酸素を発生させる。小脳、脳幹、脊髄に豊富で、運動神経へのD-セリンの蓄積を防ぐ働きを持つ。この酵素の活性低下は筋萎縮性側索硬化症(ALS)の原因となる。通常 DAO はD-セリンを低く保つことで脊髄運動神経の過剰興奮を防ぐ役割を果たし、ALS では DAO酵素活性の低下が…
エナンチオマーのうち、光学的に右旋性である一方を指す。単糖類においては、ヒドロキシ基が右側にあるもの。自然界に存在する糖質はD体。
アミノ酸のひとつ。側鎖はヒドロキシメチル基(-CH2OH)。ホスホセリンから、ホスホセリン脱リン酸化酵素によって生成される。セリンとパルミトイルCoAはスフィンゴ脂質の原料となる。アミノ酸の中では最も多い、6種類のコドンを持つ。通常、タンパク質に含まれるのはL-セリンであるが、筋萎縮性側索硬化症(ALS)において、そのエナンチオマーであるD-セリンが、D-セリン分解酵素の活性低下によって脊髄へ蓄積することが確認されている。
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