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ジアシルグリセロールを参照。
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体内の血液中や内臓などに蓄えられる脂肪。「中性」は、脂肪酸がグリセリンと結びついた結果、中性となることに由来する。化学的にはグリセリンが持つ1〜3つのヒドロキシ基に脂肪酸が結合したもの、すなわちアシルグリセロール(モノアシルグリセロール、ジアシルグリセロール、トリアシルグリセロール)のことを指すが、生体内の中性脂肪はほとんどがトリアシルグリセロールであるため、トリアシルグリセロールと同じ意味で使われることが多い。トリアシルグリセロール(TAG)は中性脂肪の主成分であり、その役…
興奮性のアドレナリン受容体(α受容体)のひとつ。中枢神経系や心筋、腎臓、肝臓、血管平滑筋、尿路平滑筋などに発現し、血管収縮作用を介して、血圧や臓器血流を調節する。脳ではストレスに関連する部位(視床下部室傍核、扁桃体中心核、分界条床核)に多く存在する。カテコールアミンのα1受容体への作用は、ノルアドレナリン、アドレナリン、ドーパミン、ドブタミンの順に強い。心筋収縮力増加作用の最大効果はβ受容体に比べて弱い。腎臓のレニンの分泌を抑制する。平滑筋のシナプス後膜に存在するセカンドメッ…
グリセリンに2つの脂肪酸がエステル結合した構造を持つ脂質。ジグリセリドとも。2つの脂肪酸がグリセリンに結合する位置の違いによって、以下の2つの構造異性体が存在する。-1,2-ジアシルグリセロール-1,3-ジアシルグリセロールトリグリセリドがATGLに触媒されて加水分解されることで生じる。ジアシルグリセロールはホルモン感受性リパーゼ(HSL)に触媒され加水分解され、モノアシルグリセロールと遊離脂肪酸を生じる。また、ホスファチジルイノシトール-4,5-ビスリン酸の加水分解によって…
血液中のグルコース量が多くなり、血糖値が基準値よりも高くなった状態。糖尿病の疑いがある。空腹時の血糖値の基準値80110 mg/dl。血液中のグルコースが170 mg/dl を超えると腎臓が糖を再吸収し切れなくなり、血液中に増える。血糖の高い状態では,細胞内に流入するブドウ糖も増加し,その一部が通常のブドウ糖代謝経路だけでは処理できず,側副路にも流入する現象が起こる.この側副路には,ポリオール経路,ジアシルグリセロール(DAG)産生–プロテインキナーゼC(PKC)経路,ヘキソ…
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